“木の表情”で個性を描く型にはまらない家とお店
夢を預けたいと思える「対応力の高さ」が決め手
住宅街の角地に立つ、美容室を営むWさんの店舗併用住宅。
「一生に一度だから、絶対に思い通りの家とお店にしたかったんです」
美容師として長く勤めていたご主人。上の子が小学生に上がる前に家づくりをしたい、
それなら夢だった自分のお店も叶えよう、と店舗付き住宅を検討しはじめた。
「木の温もりいっぱいの空間が夢でした。ネットやSNSで好みの空間デザインの写真を集め、それを叶えてくれる住宅会社を探しました」
いろんな会社に希望を伝えたが、中でもnicoがもっとも対応力の高さを感じたという。
「店舗デザインの会社として美容師仲間の間でも有名だったし、店舗付き住宅に特化していることも知っていました。
でも一番の決め手は、要望をしっかり聞いてくれる姿勢でした。」
木材や建材一つ一つにまでこだわるWさんの希望にも快く応え、予算も良心的。
その上、店舗付き住宅の経験とノウハウが豊富にある。
Wさんにとって「nico」は最上の選択肢となった。
デットスペースを生かしてご主人の書斎スペースも確保。
ご主人の手書きの間取り図をプロの技で形にしていく
ご主人が探し出した42坪の変形地。
「ここに、自分たちらしいお店と家を」とご主人は自分で間取り図を引いた。「駐車場を３台分確保するために、１階に店舗、２階が住居というのはすぐ決まったんですが、家がただのワンフロアになるのはつまらないな、と思って」と、中２階に天井が低い秘密基地のような子ども部屋を考案。お店からも入れる家の土間玄関から、あえて細く長くした廊下と階段をぐるりと回るように登って、子ども部屋へ、そして２階へとたどり着く、ワクワクする間取り。寝室からシースルーのウォークインクローゼットなど、独特の希望もたくさん盛り込まれた。素人な考えでしたが、nicoさんはこれを形にすることに全力を注いでくれました。
また耐震等級３をとれる家づくりが前提のnico。耐震強度や機能面など、家と店舗の“守り”はプロとしてしっかり行った。
「私の自由気ままな希望は、設計をする上では構造上難しいことばかりだったかも。でも徹底して思いに寄り添ってくれました。その対応が嬉しくて、私も建材や家づくりを勉強して、もっとたくさんのわがままをお願いしてしまいました」
木の“表情”で彩る空間は家族と共に育ち続ける
チェリーの床材は、何年も踏み慣らしたかのような質感。
テレビ背面には足場板、所々にベニヤも貼って。
ふんだんに使った無垢材は、一つ一つの“木の表情”にこだわって選んだので、ナチュラルな中にカッコ良さがある。
家具をDIYしたり子ども部屋の壁に足場板を貼ったり、「住み始めてからも、家を少しずつ育てているんです」とご主人。
「隅々まで思い通りに作れたからできる。ずっと変わり続ける家だと思います。」
完全予約制で丁寧にケアする美容室には、すでに多くの常連客が通う。
仕事の合間に家事ができ、フルタイム勤務の奥さまにも嬉しい。子どもたちはパパがいる場所に帰宅できて安心だ。
家も暮らしも働き方も、思い通り。家族とともに育ち続けるサロンと家の未来が待ち遠しい。
オーガニックの薬剤にこだわり、老若男女幅広い客層が訪れる美容室。「もっと緑を増やして、森みたいにしたいですね」とご主人。
住宅街の中、線路脇で角地の変形地という難しい立地の土地。２階がせり出す形にし、駐車場はしっかり確保した。
